宿題は「丸投げ」か「まかせる」か
うちには今、小学生、中学生、高校生のこどもたちがいて、夏休み真っただ中です。
彼らには当然「夏休みの宿題」があり、彼らがゲームをしている姿、アイスを食べている姿を見るたびに「宿題は大丈夫なの?」と思ってしまうわけです。
「宿題やりや」「わかってる」というお互いのストレスにしかならない会話を減らして機嫌よく夏休みを過ごしたい!
ということでちょうど最近、仕事の進め方について考えていたことがあり、それを宿題に応用できないかな、と。
考えていたことというのは「仕事を丸投げする」と「仕事を任せる」の違い。
現在私は複数の仕事をしていて、それぞれの職場で仕事をお願いすることもあれば、お願いされることもあります。
お客様からの依頼とは別で、あくまで社内、店内のスタッフ同士で協力する場合。
仕事をお願いされる立場の時、
「丸投げされた仕事」は裁量が大きい分、精神的にも時間的にも負担が大きくなります。
「任された仕事」は裁量が小さい分、効率的にこなせます。
その違いは、仕事を依頼する側(上司や同僚)が全体像を把握しているかどうか。
丸投げされた仕事は、ゴールの設定やスケジュール、その他マネジメントに時間を取られがちで自分が手を動かせる時間は少ない。
任された仕事は「この仕事のこの部分」と目的が共有できていてゴールが明確。
つまり丸投げされる場合に求められているのはマネージメント力、仕事の一部を任される場合に求められているのは手を動かすこと。
だから自分が仕事をお願いする場面ではどちらを求めているのかを意識して、実際に手を動かしてほしい時にはできるだけ丸投げにならないよう、ゴールが見えるようにお願いしています。
話を子供の宿題に戻すと、高校生の宿題は当然「丸投げ」。自分でゴールを決めて計画を立てて、なおかつ手も動かすことが必要。私はどんな内容の課題が出ているのかも把握していません。
小学生の宿題は一通りチェック。「今日この宿題のこのページを終わらせようね」と、手を動かすことに100%時間を使わせる。ただ「アイス食べてからやるか、宿題してからアイス食べるかは任せる」「国語と算数どっちからやるかは任せる」と小さい自由を与えています。
中学生が難しい。丸投げだとちょっと心配なので、手の付け方が分からないで先延ばしになってる物だけ最初の一歩を手伝うつもり。
例えば「家庭科のこれはこの日に一緒にしよう」とスケジュールだけ決めてあげるとか。
どれくらい進んでるのか分からなくてイライラハラハラするのは親の勝手。
進捗を知りたがるのは子供のためではなく自分が安心したいから。
「やりなさい!」「大丈夫?」という言葉だけかけるのは「だから言ったでしょ」というための自己満足。
言われる子供の方は嫌な気持ちになるだけで何も進まないので極力控えて、みんなが気持ちよく新学期を迎えたいです。