「決める」の重さと軽さ。私を支える「行動力」の源
人生は、本当に「決める」ことの連続ですよね。朝、何を着るかから始まって、今日のランチ、仕事の進め方、そして子どもたちの将来のことまで。
私自身、キッチンカーのオーナーとして、Web制作のディレクターとして、NPOの副代表として、音楽家として…といろんなチームに属していますと、その中で私の立場も様々です。最終決定権を持つこともあれば、決定権を持つ一人だったり、あるいは指示に従って動く立場だったりします。
正直、私は「決めること」が好きですし、得意な方だと思っています。 「これだ!」と決めたら、結構スパッと行動に移せるタイプです。 ですが、そんな私でも「決めることに疲れたな…」と感じることや、自分の判断に自信が持てなくなる時も、正直あります。
特に、子育て。 子どもが小さいうちは、親が決めてあげることが大切でしたよね。どのオモチャで遊ばせるか、どんな服を着せるか、どの園に入れるか。「この子にとって一番良い決断をすること」が、親である私の役目だと強く思っていました。
でも、子どもが大きくなるにつれて、今度は「自分で決められるようにしてあげること」が大切になってきます。そして、それがまた難しいのです。自分の考えとは違う決断をした子どもを、どう見守るか。口を出したい気持ちをぐっとこらえ、その子の選択を信じて応援する。これもまた親にとって大きな決断の連続なのです。
そんな時、たまに何も考えずにAIの指示に従うだけで作業をすることがあります。AIが出したテキストをそのまま使ってみたり、AIが提案したデザイン案をベースにしてみたり。それは決して「楽したい」だけではなく、「一旦、脳の負担をゼロにしたい」という感覚に近いかもしれません。
「決める」にはエネルギーが要りますから、そのエネルギーを温存するために、時には外部のツールに「丸投げ」するのもアリなんだな、と。そうすることで、本当に「自分で決めるべき」ことに、全力で向き合う準備ができます。
「決める」は、自分の軸を強くする時間
ですが、結局のところ、AIがどれだけ優秀でも、最後の責任は私自身が取るものです。 だからこそ、「決める」という行為は、私にとって自分の「軸」を強くする時間でもあるのです。
「私は何を大切にしたいのか?」 「どんな未来を創りたいのか?」
このシンプルな問いに立ち返ることで、たとえ子育ての決断であれ、ビジネスの決断であれ、迷いはあっても「よし、これでいこう!」と腹を括ることができます。 そして、その決断を支えているのが、私のこれまでの行動力に裏打ちされた経験なのだと思っています。
キッチンカーで汗水たらしながらも笑顔を届けたり、Webで誰かの「やりたい」を形にするお手伝いをしたり、NPOで子どもたちの可能性を信じて活動したり。それぞれの「点」での決断と経験が、今の私の「軸」を強くしてくれています。
「これからの人生で、今が一番若いねんで」
この言葉は、何も「とにかく早く行動してください!」と強いるものではありません。 「決めること」に疲れたら、ちょっと立ち止まって休んでも構いません。AIに助けてもらってもいいのです。 ですが、その後にまた、あなたが「よし、これでいこう!」と納得して決断できる時間を、大切にしていただきたいのです。
人生は決断の連続ですが、その一つ一つの決断が、きっとあなたの人生を、ビジネスを、そして子育てを、より豊かなものにしていくと私は信じています。